しまもん 

モンスター・ラボ島根開発拠点のブログ

mruby/c よもやま話

はすみん ・2018-08-22

以前の記事 3分で動かす ESP32 + mruby/c (もちろんマルチタスク) でmrubycが当時最新のmasterブランチだとESP32上でうまく動かないという報告をしました。

 

具体的には、実行するとすぐにrebootがかかってそれが無限ループするというものでした(エラーメッセージは何通りかあるのを確認しており、アプリ側のコードにも因るらしかったので誤りを避けるためここには書きません)。

 

これが、最近のコミットで動くようになりました/(^o^)\ヤッタゼ

 

こちらがそのコミットです https://github.com/mrubyc/mrubyc/commit/c1a8bd44c4e4dddb3a643a4830e1de21f710ba60


というだけの報告ではつまらないので、もうちょっと何か書きます。

 

mruby/cの vm_config.h にいろいろな設定が書かれており、これをわれわれアプリ開発者が上書きする必要が(たまに)あります。 とくに この行MAX_GLOBAL_OBJECT_SIZE がアプリの進捗に従って上限に達しやすいです。 しかもグローバルオブジェクトはmruby/c本体の開発によってもそもそも増えていくのに、このデフォルト値が増やされないためw、割とすぐに引っかかりますからみなさん適宜値を増やしましょう。

 

それと、5行下で定義されてる MAX_CONST_COUNT は現在使われていない模様です。
定数の数も MAX_GLOBAL_OBJECT_SIZE のカウントに含まれているようです。 メモリ削減のためでしょうか。 この辺はそのうちリファクタリングするとmrubycの中の人がおっしゃっていたとの噂です。

 

それともうひとつ。わたくしがつくっている mrubyc-utils には、 mrubyc-utils checkout -t [mrubycのコミットハッシュ値/タグ/ブランチ など] とすることで任意のmrubycのコミット位置に切り替える便利機能があります。

 

この機能の仕様のひとつに「 vm_config.h は上書きしない」という点があります。
普段はこのほうが便利なはずです。せっかく MAX_GLOBAL_OBJECT_SIZE を増やしたのにいつのまにか戻ってたというのは悲しいですから。

 

しかし、本家のmruby/c側で vm_config.h にリファクタリングが入っても mrubyc-utils checkout -t コマンドではそれを取得しないという問題があることになります。 ってなことだれも覚えてないでしょうけど、いちおう書いておきました!

現場からは以上です。みなさん、善きマイコン生活を!

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