RubyKaigi2019 レポート #2 Day2セッション編
こんにちは、おくです。
今回は RubyKaigi2019 レポート の第2弾、Day2セッション編です。
それでは早速参ります!
2日目は CRuby 安定版のメンテナ、nagachika さんのキーノートから始まりました。
まずは RubyKaigi を通じて何度もアナウンスされていましたが、
RubyGems アカウントの MFA 設定について。被害を拡大させないよう、アカウントを持っている人は必ず対応しましょう!
本編では Ruby の進化を遅らせずに安定版を運用する中での苦労やノウハウが披露されましたが 開発したアプリケーションも同様ですよね。 そしてキラーワード「parse.y is 魔境」。twitter のトレンドにも入っていたようです。笑
そして本RubyKaigi のメインイベントといっても過言ではない、
しまもんエンジニアの羽角による mruby/c についての講演です!
詳細は本ブログにも記載されていますので、こちらをご参照ください。
RubyKaigi2019で発表した内容について〈mrubyc-debugger編〉
RubyKaigi2019で発表した内容について〈mrubyc-test編〉
昨年に引き続き2年連続の登壇ですが、なんと今年は英語での発表!
海外からの参加者にも強くアピールいたしました。
こちらのセッションはNaCl原さんによる自作のWebフロントエンドフレームワーク「Ovto」の紹介でした。
Opal を使って Ruby コードを JavaScript に変換しているそうです。
アイコンのタコがぐるぐる回るエンディングは数少ない子どもにも大ウケでした。笑
なんとコードは1000行以下とのことで、ゴールデンウィークのコードリーディングにちょうどよさそうです!👀
Red Data Project のメンバーによる、プロジェクトで取り組んでいる内容の紹介でした。
Rumale(RUby MAchine LEarning) による機械学習、red-chainer、charty などなど、
様々な事例に取り組んでおり、絶賛メンバー募集中とのことです!
Red Data Tools
2日め最後のセッションはみなさんお待ちかねの LT です。
12名による LT のうち特に印象に残っているのは以下の3つでした。
さて、RubyKaigi 2日めのセッションはここまででしたが、 会場隣のサンパレスホテルの一室で mruby の workshop が開催されていましたので参加してきました。
この workshop は mruby による M5Stack の制御を体験するもので、
M5Stack-mruby インストール済みの M5Stack が用意されており、
各自のPCと M5Stack を接続して CoolTerm から接続して対話形式でコマンドを実行したり、
コンパイルした実行ファイルを SDカード に書き込んで M5Stack 上で実行する内容でした。
M5Stack は初めて触りましたが、デバイスにLCDが内蔵されており簡単に描画プログラミングできるのは新鮮でした。
次はセンサの利用と、mruby/c との比較をしてみたいですね。
mrubyワークショップ イベントページ
ということで RubyKaigi 2日目も朝から夜まで様々な情報に触れることができました。 3日目も楽しみです!