トビウオは捕れるけどサンマは捕れない松江からこんにちは。
こちらは逆引きではなく順方向での理解が必要な VB.NET 要素について紹介する記事シリーズです。
今回は一般的な DataTable の用法を示します。文中の dt は DataTable 型変数とします。
- 最大行数は dt.Rows.Count で得られます
- 最大列数は dt.Columns.Count で得られます
- 1行1件の構造であれば、dt.Rows(行番号) で1行分のデータを得られます
- 1行目の1列目のデータは dt.Rows(0)(0) で得られますが、このデータには有効な型が無いため、能動的に型指定が必要です
- 1列1件の構造であれば、dt.Columns(列番号) で1列分のデータが得られます
- 1列目の1行目のデータは dt.Columns(0)(0) で得られますが、このデータには有効な型が無いため、能動的に型指定が必要です
- 型指定は CType(dt.Rows(0)(0), String) のように記述し、これで1行目1列目のデータを String 型と見做して取得できます
- dt.Rows(0)(0) と dt.Columns(0)(0) は、どちらも同じデータを指します
- y を行番号、x を列番号とするとき、dt.Rows(y)(x) と dt.Columns(x)(y) は、どちらも同じデータを指します
- dt.Rows(0).Count や dt.Rows(0).Length という記法で個別の行の列数を得ることは出来ないようです
- dt.Columns(x).DataType で列 x のデータ型が得られます
- dt.Rows(y).DataType という記法は使えません(DataRow には DataType というプロパティが存在しない)